ODENでは現在、人気ゲーム「桃太郎電鉄」をテーマにした、オリジナルボードゲーム作りに取り組んでいます。
「ボードゲームを作る」と聞くと、盤面やカードを作る活動をイメージするかもしれません。しかし、実際に取り組んでみると、そこには想像以上にさまざまな仕事があります。
これまでに子どもたちが作ったのは、ゲームの結果を集計するための「点数計算アプリ」、止まったマスで起こる出来事を決める「マスカード」、そして、それぞれのプレイヤーが使うオリジナルのコマなど。絵を描くことが得意な人、パソコンを使うことが好きな人、面白いアイデアを考える人、細かなルールの矛盾に気づく人など、一人ひとりの得意なことが、ゲーム作りの中で自然と役割になっていきます。
そして、子どもたちが特に楽しみにしているのがテストプレイです。
実際に自分たちで作ったゲームを遊んでみると、毎回大盛り上がり。しかし、楽しいだけでは終わりません。
「このマス、強すぎない?」
「点数の差が開きすぎるかも」
「このルールは少し分かりにくい」
「もっとこんなイベントがあったら面白そう!」
遊んだからこそ見えてくる課題や、新しいアイデアが次々に生まれます。そこで出た意見を整理し、カードやルール、点数の設定を修正して、もう一度テストプレイへ。子どもたちは、試して、気づいて、話し合って、改善するという流れを何度も繰り返しています。
これはまさに、計画して実行し、結果を振り返り、次の改善につなげる「PDCA」の経験です。
「うまくいかなかったから失敗」ではなく、「やってみたから、もっと良くする方法が分かった」と考えられること。自分の意見を伝えるだけでなく、ほかの人の感想を聞き、みんなが楽しめる形に調整していくこと。ボードゲーム作りを通して、企画力や創造力、パソコンスキルだけでなく、協力する力や改善する力も少しずつ育っています。
完成したゲームで遊ぶ楽しさはもちろん、自分たちの手でゲームが少しずつ面白くなっていく過程も、この活動の大きな魅力です。
さて、次のテストプレイでは、どんな問題が見つかり、どんな新しいアイデアが生まれるのでしょうか。子どもたちと一緒に、世界に一つだけのボードゲームを育てていきたいと思います。

