SST(ソーシャルスキルトレーニング)の一環として、「こんなとき、どうする?」を行いました。
今回の「こんなとき」は、「グループワークでうまく発言できないとき」です。
「言いたいのに言えない」を可視化!
今回は、みんなでアイデアを出しやすいように模造紙を使いました。
まず、それぞれが「グループワークでうまく発言できない理由」をカードに書き出して、模造紙に貼り付けていきました。
「言い出すタイミングがわからない」「自分の意見に自信がない」「間違えてたらどうしよう」など、具体的な理由がたくさん出てきました。
「自分だけじゃない」安心感
みんなが書いたカードを見て、それぞれが「あ、これわかる!」「自分もそう思う!」と感じたものに印をつけていきました。
それぞれ自分で貼ったカードにたくさん印がついて、「グループで発言するのが苦手」と感じているのは自分だけじゃない、ということが実感できたのではないでしょうか。
自分の意見に共感を得られる経験は、自己肯定感を高める上でもとても大切なものだと考えています。
口頭よりも書き出す方が得意な子も
口頭で自分の意見を言うのが苦手な子も、自分のペースでじっくり考えてカードに書き出すことで、普段よりもスムーズに意見を出すことができました。
言葉にするのが難しいことも、文字にすることで伝えやすくなるんですよね。
次回は解決策を考えます!
今回のグループワークで出たたくさんの意見は、次回のプログラムで「どうすれば改善できるか」を考える大切なヒントになります。
「どんな雰囲気なら意見を言いやすいだろう?」といった視点も交えながら、みんなで一緒に解決策を見つけていきたいと考えています。

